塗装の基礎知識

外壁塗装で余った塗料はもらえる?

余った塗料の使い道って?

例えば、外壁塗装をした後で壁に物をぶつけてしまったり、強風などで物が飛んでくるなどして塗装が剥がれてしまうことは無きにしも非ずでしょう。このようなときに、余った塗料を持っていると、自分で補修を行うことができるため、余った塗料をもらいたいと考えている人も多いかと思います。余った塗料を使って、既存の物置や犬小屋などを自分で塗装したいと考えている人もいるかもしれませんね。また、エアコンの撤去やプロパンガスの撤去などで壁紙と同じ色の塗料が必要になる場合も想定できますので、念のため塗料をもらっておく手段もあります。

余った塗料をもらうにはどうするの?

結論から言うと、余った塗料は、あらかじめ業者に相談しておくことで貰える場合がほとんどです。というのも、外壁塗装で使用する塗料は、予備や色合わせを行う分として多めに発注する場合が多いため、外壁塗装が終わっても塗料が余ることが通常だからです。ただし、使用する塗料によっては、硬化剤によってすぐに硬化してしまい使えないものもあります。そのような場合は断られる可能性もありますが、基本的に使い切ることはありませんので、余った塗料が欲しい場合は、塗装業者の方にひと言「塗料が余ったらいただけますか?」と声を掛けて相談できると良いですね。

余った塗料の保管方法

塗料が貰えた場合の保管方法ですが、塗料は一度使用していますので、しっかりとフタの閉まる容器に入れましょう。塗料は空気に反応して硬化する恐れがあるため、フタが緩むことのないようしっかりと閉めてください。余った塗料が多い場合はいくつかの小さな容器に移し替えるのが良いと思います。保管場所は冷暗所が適しており、直射日光・高温・多湿・火気・凍結になる環境は避けるのがベターです。しかし、このように保存していても、塗料は長期にわたって保存していると使用できなくなってしまいますので、できるだけ早めに使い切るようにしてくださいね。

余った塗料を処分する方法

貰った塗料が使い切れなくて処分したいときは、お住いの市区町村の産業廃棄物処理業者に依頼して破棄してもらいましょう。処分したい塗料のが少量であれば、布にしみこませ完全に乾燥させるか、新聞紙などに塗って乾かしてから一般ゴミとして捨てられる自治体もあります。いずれも完全に乾いていることが重要です。お住いの自治体のゴミ出し方法を必ず確認してくださいね。容器の中に残った塗料も、しっかり乾燥させてから捨てましょう。
※塗料は液体のままだと一般ゴミとして処分することはできませんので、十分注意してください。