外壁塗装をするにあたって、どうしても気になってしまうのがその費用。決して安いものではないため、「DIY」を考えている人もいるかもしれません。そこで今回は外壁塗装とDIYについて詳しくご説明したいと思います。
外壁塗装はDIYしても安くはない
外壁塗装をDIYすることは可能です。しかし、費用面だけでDIYを考えているのならおすすめできません。というのも、ご自分で施工するとしても30～80万円ほどはかかってしまいます。
もちろん業者に依頼するよりは安いですが、外壁塗装は、ただペンキで壁に色を塗るだけではありません。下地処理→養成→下塗り→中塗り→上塗りと、多くの工程を踏む必要がありますし、DIYを行うための道具も揃えなければなりません。
DIYの経験がある人であれば問題ないかもしれませんが、経験がない素人が行うには少しハードルが高くなってしまいます。
DIYがおすすめできない理由
１．技術面
失敗のリスクが高いDIYのデメリットとしてまず挙げられるのが塗りムラや作業中のトラブルです。施工途中で塗料がすぐに剥がれてきたり、2、3年ですぐに塗料が剥がれてきたりすることもよく聞く話です。ホームセンターなどで購入できる塗料は業者が使用する塗料とは耐久性も違うため、どうしてもこのようなトラブルが起こりやすくなります。
２．所要時間
手間と時間がかかる外壁塗装はDIYすることで業者に依頼するより安くなりますが、DIYを行うための手間や時間は必要です。完成までの期間も週に2日間作業したとしても3ヶ月はかかってしまうのです。業者に依頼すると14～20日程度で仕上げてくれますので、費用面だけでなく、自分の時間も犠牲にして慣れない作業をするということも考えなければいけません。
３．安全性
怪我をする可能性がある外壁塗装を行う場合、2階立ての住宅であれば8m以上の高さの外壁を塗らなければなりません。足場をレンタルして設置していれば別ですが、費用削減のため脚立やはしごで作業をする場合、少しの衝撃で落下してしまうことも考えられます。ヘルメット等をしていても、ケガをしてしまう可能性のある危険な作業なのです。このように、DIYにはリスクやデメリットがつきものです。プロの業者であればそのような心配はありませんし、外壁を美しく、長持ちさせるよう仕上げてくれます。決して費用面だけで考えず、自分が何を目的に外壁塗装をするのかをよく考えて結論を出してくださいね。
